有料トイレ パリ


少し古いニュースではあるが、思い出したことがあったので紹介したい。

東京駅構内に一カ所、有料のトイレが設置されたというニュースだ。

リンク先:Yahoo! ニュース「有料トイレ」誰が使う?


いったい何を思い出したかという話だが、

ずいぶん前に仕事でパリに行ったことがある。

仕事とはいえ、展示会出展のための組合絡みの団体行動だったので、現地ガイドのような人も付いてくれた。

三日目の朝だった。

ガイド役の方に前夜の出来事を話した。

「夕べは◯◯さんと飲んでましてね。帰りに公衆トイレに入ろうとしたんですよ。
さすがパリですね。トイレがカプセル型でおしゃれ。
でね、アラブ系に見える男性がドアを支えてる感じだったんですよ。中にはもう一人入っててちょうど出てきたところでしてね。
私に向かって『このまま入れ』って感じで言うんですよ。
で、入ったら『忘れ物』があるんですよ、、、といいますか、忘れ物とは流していないアレです。で、アラブの方のアレを先に流したいと思ったんですが、流すためのレバーもボタンも無いんですね。
なので、そのまま私、用を足して出てきてしまいました、自分のは小用なのでアレですが、、、」

するとガイド役の方が大笑い。

それは有料トイレで、コインを入れたらドアのロックが開き、用を済ませてドアを閉めると、ロックがかかると同時にトイレ室内全体を強烈な熱湯シャワーで洗浄してしまう仕組みの物なんだそうだ。

そう言えば便座も無く不衛生だと思っていたが、熱湯で丸洗いしてしまうならむしろ清潔なのかなと思った記憶がある。

有料の価値がある話だ。

しかしまぁ、そのコインが惜しくて件のアラブ系の男性はドアを支えながら交代で入っていたのではないか?
そして、気を遣ってくれたかは判らないが、私にもお金を使わずに済むよう勧めてくれたのではと思えば、なかなか面白い思い出である。